2003年07月04日
Vol.2

柏木 哉子

ボーナスの考え方

外資系金の人の場合、ボーナスが年収の大半を占める人が多いです。例えば月々のお給料は一定の金額(年間500万〜3000万位まで)で、年一度のボーナスが成功報酬として支払われる。これが数百万から数億円まで実績によって分かれるのです。成功報酬ですから日本の会社のボーナスのように月収の何か月分という計算ではありません。では、この数百万から数億円に分かれるボーナスとはどのように決められているのでしょうか。

実力報酬ですから株式の営業の人だったら営業取引株数で定められる顧客から証券会社に支払われる手数料がありますので、その一部を営業担当者にボーナスとして支払うという概念がイメージしやすいかと思います。そういったコミッションセールスの契約を結ぶ事も可能ですが大抵のインベストメントバンクはその体系ではボーナスを計算していません。人件費は最も大きなコストコンポーネントですから各年の人件費は会社の業績に連動します。会社、部門、所属部署、そして個人の業績によってボーナスは決められるのです。その全てを加味した上で各部門に割り当てられたお金を振り分けるという作業がなされます。その作業はSCIENTIFICの様でいながら極めてSUBJECTIVEです。ボーナス予算が余るほど来るというのは稀です。部門長にしてみれば足りない中で誰にどれだけ払えばハッピーでいてくれて来年も頑張ってくれるか、まして早めないぎりぎりの金額は幾らか、などという考慮要素もあります。 その際それぞれの職業の市場価値は一要素ですから、業界各社員の報酬を収集・分析してそのデータを売っている会社もあります。

現在一般的なのは個人が上げたP&Lの8〜10%をトータルコンペンセーション(サラリーとボーナスを合わせた報酬)で支払うという数式です。これが一つのベンチマークです。

さて、あなたの報酬は市場価値を上回っているのでしょうか?

以 上

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